Research and Study Notes of Rabbi Zakki - R: パッケージを読み込むときの require() と library() の違い
Rのスクリプトを書くとき,大抵の場合は冒頭部分で library() や require() を使って適当なパッケージを読み込むだろう.
結論から言えば,両者の違いは読み込むべきパッケージが無かったときのエラー処理の方法だけである.
以下に,実在しないパッケージ xyz をロードしたときの,両者の吐くエラー文の違いを掲載する.

library() 使用時のエラー例

> library(xyz)
Error in library(xyz) :  ‘xyz’ という名前のパッケージはありません
require() 使用時のエラー例

> require(xyz)
 要求されたパッケージ xyz をロード中です 
Warning message:
In library(package, lib.loc = lib.loc, character.only = TRUE, logical.return = TRUE,  :
   ‘xyz’ という名前のパッケージはありません

require() は読み込み成功時にTRUEを,エラー時に FALSE を返すので,パッケージロードに成功したときと失敗したときの処理を分岐したい場合などに使える.
逆に言えば,そういう分岐を必要としない場合は library() を使おうが require() を使おうが構わない.